幼児期の行動を示す用語は?

公認心理師

2021年公認心理師試験問題

問題008 
 大人の攻撃行動を観察していた幼児がその後攻撃行動を示した。この過程を示す用語として最も適切なものを一つ選べ

1 洞察学習
2 モデリング
3 嫌悪条件づけ
4 シェイピング
5 オペラント条件づけ

福がカエル


答え 2

洞察学習とは、心理学における学習に関する説の一つ。ドイツのゲシュタルト心理学者ヴォルフガング・ケーラーにより、チンパンジーを用いた実験で導かれました。

嫌悪刺激とは、生物に恐怖や不快を与える刺激で、代表的には電気刺激や叱る事などがそれにあたります。 条件づけにおいて嫌悪刺激が用いられると、ネガティブな情動が条件づけされることになり、これを嫌悪条件づけといいます。

シェイピング法とは、目的とする行動の変化にたどり着くために、その方向で少しやりやすい変化をもたらす所から始め、徐々に目的に近づけて行くやり方のことをさし、逐次接近法ともいわれています。

オペラント条件づけとは、報酬や嫌悪刺激に適応して、自発的にある行動を行うように、学習することです。行動主義心理学の基本的な理論です。 1898年のエドワード・ソーンダイクによる実験がはじめてですが、1938年にはバラス・スキナーがマウスやハトを用いて体系的な研究を開始しています。

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