2021年公認心理師試験問題
問題048
ストレンジシチュエーション法におけるアタッチメントの類型の説明として最も適切なものを一つ選べ
１ 回避型は養育者との分離場面で激しく泣きやすい
２ 安定型は養育者との分離場面で泣きの表出が少ない
３ 無秩序無方向型は養育者との再会場面で激しく激しく泣きやすい
４ アンビバレント型は養育者との再会場面でしばしば激しい怒りを表すことがある
答え ４
ストレジシチュエーション法(SSP)とは、Ainsworth,M.D.S. （エインズワース）が考案しました。
人見知りが強い満1歳児を対象として、実験室で母親は部屋から出て子供だけ残し、その後再会させる様子を観察する方法といわれています。回避型、安定型、アンビバレント型、無秩序無方向型の四つに分けられます。
母親がいると安心して子供は遊び、母親がいなくなると泣き出し、母親が返ってくると安心して泣き止む子供は安定型と言えます。一方、母親がいようといまいと我関せずで無反応な場合は回避型、母親が出ていくと泣き出し、帰ってくると甘えながらも怒り出す子供の場合はアンビバレント型、それ以外の反応は無秩序無方向型といわれています。
なお成人に対する愛着を評価する方法として、メイン（Main,M)さんが考案した、AAI（成人愛着面接）という方法があります。家族との愛着の関係について測定し、協力者には両親に関する過去の思い出を表す言葉を５つ挙げていただき、それぞれの言葉について、なぜそのような言葉が挙がるのか、その言葉の根拠となる思い出をききとったりします。
毎日コツコツなりたい自分に一歩前進！
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