DSM-5の神経発達症群/神経発達障害群に分類される障害とは

公認心理師

2021年公認心理師試験問題

問題013
 DSM-5の神経発達症群/神経発達障害群に分類される障害として正しいものを一つ選べ

1 素行症/素行障害
2 脱抑制型対人交流障害
3 神経性やせ症/神経性無食欲
4 解離性同一症 / 解離性同一障害
5 発達性協調運動症 / 発達性協調運動障害

福がカエル


答え 5

素行症は,他者の権利を侵害する行為や年齢相応の主要な社会規範または規則に違反する行動を反復的または持続的に起こそうとする状態といわれています。診断は病歴に基づいて行います。併存症の治療と精神療法が助けになることもありますが,多くの小児でかなりの程度の監督が必要となります。不良少年は正確ではなく、診断名のつく障害としてとらえられています。

脱抑制型対人交流障害は、初めてあった人にも警戒なく近づいたり、ためらいなくついて行ってしまったり、初めて行った場所でも振り返ることなく行ってしまうなど、一見すると注意欠如・多動症のような症状を示すといわれています。

神経性やせ症は、俗に拒食症、医学的には神経性食欲不振症とも呼ばれ、太ることに対する過剰な恐れなどから過度な食事制限を行い、極限まで体重が減少した状態を指します。食事を取ることに関係してさまざまな問題があらわれる”摂食障害”のひとつです。

解離性同一症とは、以前は多重人格と一般的に言われていた神経症のことです。

発達性協調運動症とは、体に麻痺や運動障害がないのに、ボールを蹴ったり字を書いたりなどの協調運動に困難さがみられる状態を指します。ハイハイをあまりしなかったり、ころんだとき手が出ないなどの症状が出たりします。

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