2021年公認心理師試験問題
問題67
小学3年生のある学級では、1学期の初めから、学級での様々な活動に対し積極的で自主的に取り組む様子が見られた。そこで児童のやる気をさらに高めるために、児童が行った活動に点数をつけて競わせることが 試みられた。その結果、2学期になると、次第に点数のつかない活動では、児童の自主的な取り組みが見られなくなり、3学期になると、さらにその傾向が顕著になった。
この現象を説明するものとして最も適切なものを一つ選べ
1 学級風土
2 遂行目標
3 期待価値理論
4 ピグマリオン効果
5 アンダーマイニング効果
答え 5
学級風土とは学級を作り上げている、物理的側面や組織的側面、人的側面からきまるいわば学級が持っている性格といったようなもののようです。
遂行目標とは、他人から認めてもらいたいという気持ち、また低い評価を受けたくないという目標のことのようです。
期待価値理論とは、「モチベーションの高さ」=「課題を達成できるかどうかの期待」×「成功によってもたらされる報酬を価値があるとみなす程度」という式が成り立つらしいです。
ピグマリオン効果とは、先生から期待されると生徒の成績が上がる現象のことをいいます。
アンダーマイニング効果とは、「役に立ちたい」「達成したい」という気持ちで行動したことに対して、「報酬を与えられる」「圧力をかけられる」などの動機付けによって、やる気が削がれてしまう心理現象のようです。
毎日コツコツなりたい自分に一歩前進!
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