高次脳機能障害の神経心理学的検査とは

作業療法士国家試験

第56回作業療法士国家試験問題(2021年2月21日実施 午前)

問題27
 高次脳機能障害の評価として用いられる神経心理学的検査において、動作性検査(絵画完成、符号、積木模様、行列推理、絵画配列、記号探し、組み合わせ)と言語性検査(単語、類似、算数、数唱、知識、理解、語音整列)の14 項目で構成される検査はどれか。

1. BADS
2. MMSE
3. SLTA
4. WMS-Ⅲ
5. WAIS-Ⅲ

絶対いつかは合格する猫

答え 5

正解のWAISIIIは、Wechsler Adult Intelligence Scale 3rd editionのことで、16歳以上の方に適応される、知能検査です。

BADSは、遂行機能障害により生じる様々な日常 生活上の問題行動を評価する検査バッテリーで、1996年に英国のBarbara Wilsonらによりつくられました。

MMSEとは、認知症が疑われるときに行われる神経心理検査のひとつです。

SLTAは失語症の代表的な検査です。 26項目の下位検査で構成されており、「聴く」「話す」「読む」「書く」「計算」について6段階で評価します。 失語症の有無、重症度、タイプを診断できます。

WMSは日本版ウェクスラー記憶検査と呼ばれています。世界的に最もよく使用されている総合的な記憶検査です。

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