緊急対応時の対応について

第5８回作業療法士国家試験問題　（令和５年２月１９日　午前）

問題27　 病室で患者が倒れている場面に遭遇した。 緊急時対応として作業療法士が最初に行うことはどれか。

1. すぐに起こす。
2. 主治医に電話する。
3. 車椅子を持ってくる。
4. 周辺のスタッフを呼ぶ。
5. バイタルサインを確認する。

答え　４

なりたい自分にコツコツ前進！！！

解説：緊急時の対応は慎重に行う必要があり、適切なプロトコルと基本的なガイドラインに従うことが非常に重要です。以下は問題27についての解説です。

病室で患者が倒れている場面に遭遇した場合、作業療法士が最初に行うべき行動は「4. 周辺のスタッフを呼ぶ」です。この選択肢の選択理由は以下の通りです：

1. すぐに起こす：患者が倒れている状態では、その原因や状態が分からない可能性があり、患者の安全を確保するためには慎重なアプローチが必要です。患者にケガや体調不良がある場合、無理に起こすことが症状を悪化させる可能性があります。
2. 主治医に電話する：主治医に連絡するのは重要ですが、最初に行うべきは現場での状況を把握し、迅速な対応をとることです。主治医に連絡を取りながら、同時に現場での対応も進める必要があります。
3. 車椅子を持ってくる：車椅子を持ってくることは、患者の安全を確保するためには適切かもしれませんが、まずは患者の状態を確認し、必要なケアを優先する必要があります。
4. 周辺のスタッフを呼ぶ：これが最も適切な選択肢です。緊急時には協力が必要であり、他の医療スタッフや看護師などを呼び、協力して患者の安全を確保し、適切な措置を講じることが非常に重要です。周囲のスタッフと連携をとりながら、患者の状態を評価し、必要な対応を取ることが優先事項です。
5. バイタルサインを確認する：バイタルサインの確認も非常に重要ですが、まずは患者の安全を確保し、周囲のスタッフと連携をとることが先決です。バイタルサインの確認はその後の対応の一部として行われるべきです。