平成27年ケアマネジャーの試験問題
第15問 社会保険診療報酬支払基金の介護保険関係業務として正しいものはどれか 3つ選べ。
①苦情処理の業務
②医療保険者に対する報告徴収
③第三者行為求償事務
④介護給付交付金の交付
⑤地域支援事業支援交付金の交付
正解は一番下↓↓↓です
『社会保険診療報酬支払基金』が何をしているのか
主な役割は医療機関から提出された診療報酬の審査と支払いを担っています。社会保険診療報酬支払基金は東京に本部があり各県に支部がおかれています。全国の支払基金支部に「審査委員会」を設置されていて、支払基金本部においては、38万点以上の超高額レセプト等を審査するための「特別審査委員会」を設置されているそうです。
審査委員は診療担当者代表、保険者代表、学識経験者の三者で構成されており、公正中立な運営を確保するための体制がとられています。
診療担当者は医師会、歯科医師会、薬剤師会から選任されています。ちなみに作業療法士会は関係ないようです。
『介護保険関連業務』について
設問にありました、『介護保険関連業務』について調べてみましたら、私が去年から収めることになった『介護保険料』の流れについて理解することができました。
40歳になったら支払い始める介護保険料はいったん医療保険者(例えば協会けんぽ等)に集められます。その医療保険者から社会保険診療報酬支払基金に介護給付費・地域支援事業支援納付金として納められます。そして社会保険診療支払基金から市町村に介護給付費交付金・地域支援事業支援交付金として渡されています。介護保険の保険者である、市町村が直接徴収しているのではないのですね。私が65歳以上になったら市町村が直接徴収することになるのです。
給与明細に『介護保険料』と『健康保険料』とは別項目で書かれていましたが、医療保険者がいったん集めてくれて、介護保険者である市町村に、社会保険診療報酬支払基金を通じて渡してくれているのでした。
詳細をお知りになりたい方は社会保険診療報酬支払基金公式HP をご覧ください。
https://www.ssk.or.jp/kikin.html
答え
設問の正解は②④⑤となります。
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