喀痰吸引はだれの指示でできるのか

第30回介護福祉士国家試験問題より

問題109　医療行為としての喀痰吸引等を行うための指示書に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

１　医師が作成する。
２　介護支援専門員（ケアマネジャー）が作成する。
３　看護師が作成する。
４　有効期限は3年である。
５　支持内容の実施は、介護福祉士に限定される。

正解は↓↓↓

正解は１です。

１　喀痰吸引等は医行為（医療行為）である。
　　医師法第１７条に規定する「医業」とは、当該行為を行うに当たり、医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為（「医行為」）を、反復継続する意思をもって行うことであると解している。よって、支持を出すのは医師である。
２　間違い。介護支援専門員は指示書ではなく介護サービス計画書を作成する。
３　間違い。看護師は指示書を作成しない。医行為をおこなえる。
４　指示書の有効期限は6カ月となっている。
５　支持内容の実施は、喀痰吸引等研修を終えて登録した「認定特定行為業務従事者」、または、介護福祉士養成課程や実務者研修で「医療的ケア」を実地研修まで終了して登録を行った者ができる。