第56回作業療法士国家試験問題(2021年2月21日実施 午前)
問題19
22 歳の男性。職場でケアレスミスがあまりにも多いため、産業医の勧めで精神科を受診した。母親の話によると、幼少時から落ち着きがなく、小学校の担任から「人の話を聞いていない」、「順番を守れない」、「隣の子にちょっかいを出す」などと注意されたことがあり、大学でも提出物の締め切りを守れないなどといった問題から成績は悪かった。
この患者に薬物療法を行う場合、最も適切と思われる向精神薬はどれか。
1. 気分安定薬
2. 抗うつ薬
3. 抗精神病薬
4. 抗不安薬
5. 精神刺激薬
答え 5
精神刺激薬とは、脳内のドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の分泌を促すことで、意欲や覚醒を促す薬といわれおり、ナルコレプシーやADHDの治療に用いられます。
気分安定薬とは、双極性障害(躁うつ病)において双方向性(抗操、抗うつ)の作用をもち、また気分変動を抑制し、躁うつ両病相の予防効果をもっ薬物の総称といわれてます。
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