第56回作業療法士国家試験問題(2021年2月21日実施 午前)
問題16
19 歳の女性。大学1年生。小学生の時より、水泳に秀でていて競技大会では常に優勝を競うほどであった。しかし、高校時代にスランプに陥り当時身長 160 cm、体重 58 kg であったが体重を落とせば記録が伸びると思い込み、ダイエットをしているうちに無月経になり、気づくと体重 32 kg になっていた。心配した母親が本人を説得し病院の精神科外来を受診したところ低栄養で危機的状況にあると医師が判断し精神科病棟への入院を勧めたが、病識のない本人は納得せず、母親の同意による医療保護入院となった。その後作業療法に参加するようになり、1週間が経過した。
患者に対する作業療法士の関わり方で適切なのはどれか。
1. 集団作業療法を勧める。
2. 食事の摂取を積極的に促す。
3. 現在取り組めていることを認める。
4. 高校時代のスランプについて深く聞く。
5. 食べ物を隠れて捨てるのを見つけたら叱る。
答え 3
はじめはラポール形成ですね。
なりたい自分にコツコツ前進!
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