2021年公認心理師試験問題
問題027
アルコール健康障害について正しいものを一つ選べ
1 コルサコフ症候群は飲酒後に急性発症する
2 アルコール幻覚症は意識混濁を主症状とする
3 アルコール性認知症は脳に器質的変化はない
4 離脱せん妄は飲酒の中断後数日以内に起こる
5 アルコール中毒においてフラッシュバックが見られる
答え 4
ちなみにコルサコフ症候群とは、記憶障害を主な症状として、もとに戻らない神経の障害といわれ、認知症のひとつです。ビタミンB1の欠乏で発症リスクが高まるといわれています。
また、アルコールレセプターとベンゾジアゼピン系レセプターがとても似ていることを利用して、ベンゾ系の薬を服用させ、疑似的に飲酒状態にし、アルコールの離脱症状を減らしつつ、少しずつ薬を減らしていく治療法もあるそうです。
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